プロジェクトマネジメントとは?

プロジェクトとは「やったことがないこと」に取り組むことであり、その本質は「やってみないとわからない」という不確実性にあります。この不確実性にプロジェクトがつぶされないようコントロールする、不確実性を乗りこなすためのメソドロジー(方法論)がプロジェクトマネジメントです。

プロジェクトマネジメントは「コミュニケーション」「問題解決」のスキルセットということもできます。

プロジェクトに対する要求をクライアントや経営層から引き出し、ステークホルダーから協力をとりつけ、プロジェクトメンバーとの共通認識を維持しながらプロジェクトを前に進めるコミュニケーション能力。

そして、プロジェクトのゴールに辿り着くまでのプロセスの設計、タスクの抽出と分割、スケジューリングではロジカルシンキングが求められます。

実行シーンで日々発生する問題を解決しながら、かつゴールへのフォーカスを失わない思考がプロジェクトマネジャーには求められます。プロジェクトマネジメントには、そのむずかしい要求に応えるためのツールとプロセスが用意されています。

執筆者
芝本秀徳(しばもと・ひでのり)

株式会社プロセスデザインエージェント
代表取締役

ソフトウェアベンダーにてカーナビゲーション開発にプロジェクトマネジャーとして長く携わる。その後、パッケージ業務システムの企画、開発、セールスに一貫して関わるプロダクトマネジャーとして現場を指揮。

現在は一部上場企業をはじめ、幅広い業種を対象に、戦略策定と実行システムの構築、DX組織変革など、経営と現場に深く寄り添いながら人と組織の「実行力」を高めるコンサルテーションを展開。経営層と現場をつなぐファシリテーションに定評がある。


著書 『プロジェクトマネジャーのためのプロセスデザイン入門』『誰も教えてくれない 考えるスキル』(日経BP社)『リーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多数。

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