私たちにできること

戦略を「実行」に翻訳する

戦略の9割は実行されないと言われています。それは多くの場合、戦略の内容に問題があるというよりも、単に実行されずに放置されているのです。
戦略を策定する経営層と実行を担う現場のメンバーとでは、同じものを見て同じ言葉を使っていても、とらえるものや意図するところが異なります。実行を確実なものとするためには、現場が行動に移せる形に、戦略を翻訳する必要があります。

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また、「実行ができていればよい」という話でもありません。多くの組織において、「何のための実行か?」という目的が忘れ去られ、手段が目的化しています。そのような状態では戦略の実現は果たせません。

戦略の意図を実現するためには、戦略(どのように差別化して顧客の支持を得るか)→プロジェクト(どのような取り組みで戦略を実現するか)→プロセス(どのようなアプローチでプロジェクトを進めるか)→タスク(日々の作業)と段階的に具体化していくことが必要不可欠です。

これら全てが、「目的→手段」の関係で正しくつながり、なおかつ、それぞれの取り組みがストーリーとして整合性を持っていなければ、戦略からは遠く離れた実行が目的化してしまいます。私たちはそのズレを修正し、「戦略が必ず的確に実行される組織」を実現します。

プロセスデザインエージェントの機能

私たちはお仕着せのコンサルティングではなく、クライアントに徹底的に寄り添い、組織に合った問題解決のプロセスをデザインします。そして戦略を翻訳するだけではなく、同時に組織や人に働きかけ、組織全体の実行力を向上させます。

最終的には、私たちの方法論を伝え残し、自律的に問題解決が行われる文化を定着させ、経営者のビジョンの実現に貢献します。

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現状維持バイアスの打破

組織の中に入り深く寄り添うことで、「現状の変更」を望まない抵抗勢力を巻き込み、議論しながら、問題解決のプロセスを推し進めます。

組織の壁を超えた議論の促進

同じ目線や立場の人間だけで議論を進めても、多くの場合正しい問題解決は果たせません。経営層や現場、取引先などと組織の壁を超えた対話の場をつくり、議論をファシリテートすることで、自ら考え、実行する文化を醸成します。

方法論・共通言語

戦略を実行する上で、組織の共通言語としての方法論を設計し、伝え残します。

問題解決を実行に翻訳する3つのアプローチ

私たちは組織の実行力向上を実現するために3つのアプローチを行います。明確な理論を背景に、組織のメンバーを巻き込んで実行することで、プロセスデザインエージェントの「職人芸」ではなく、組織内で再現できる「方法論」が社内に残ります。
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Process Design

インプットからアウトプットがなされるまでにはプロセスが伴い、組織の仕事は全てプロセスの連鎖でできています。人と組織の実行の品質を決める、適切なプロセスを設計するための技術です。

Facilitation

クライアントの世界は誰よりもクライアントが知っています。私たちは単なる会議の仕切りや交通整理をするのではなく、組織全体に深く関わり、第三者の視線を提供し、議論を深めることで変革を促進します。

Management Engineering

不確実性を伴うプロジェクトで発生するイレギュラーに対応しながら、とるべきリスクはとり、正しく成果を出すために必要なプロジェクト・マネジメントや、商品やサービスの価値を向上させるための系統立った方法論であるバリュー・エンジニアリングなど、人や情報等のマネジメントに関するありとあらゆる分野をカバーした経営工学のスキルで、どのような業種のクライアントにも対応します。

執筆者
芝本秀徳(しばもと・ひでのり)

株式会社プロセスデザインエージェント
代表取締役

ソフトウェアベンダーにてカーナビゲーション開発にプロジェクトマネジャーとして長く携わる。その後、パッケージ業務システムの企画、開発、セールスに一貫して関わるプロダクトマネジャーとして現場を指揮。

現在は一部上場企業をはじめ、幅広い業種を対象に、戦略策定と実行システムの構築、DX組織変革など、経営と現場に深く寄り添いながら人と組織の「実行力」を高めるコンサルテーションを展開。経営層と現場をつなぐファシリテーションに定評がある。


著書 『プロジェクトマネジャーのためのプロセスデザイン入門』『誰も教えてくれない 考えるスキル』(日経BP社)『リーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多数。

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