ケース

中期経営計画の策定

中期経営計画は、経営者のミッションやビジョンを実現するために設定する、3〜5年スパンの現実的目標です。中期経営計画に問題があれば、そこからより短いスパンの目標を設定していくプロセスがどれだけ適切なものであっても、正しい戦略の実行は実現できません。

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経営層のミッションやビジョンが、現場で行われるプロジェクトや定常業務によって正しく実現されるには、ミッションやビジョンを実現するための中期経営計画、中期経営計画を実現するための年次計画、年次計画を実現するためのプロジェクトや定常業務が、整合性のあるストーリーでつながっている必要があります。
私たちが中期経営計画を考え、提案するのではなく、ともに議論し、方向性を定めながら共通認識を確立し、戦略が正しく実行される基盤をつくります。経営層や上級管理職、実行リーダーと徹底的に議論をして、中期的な視点で経営戦略を練ることに加え、戦略を実現するための具体的な計画を部門ごとに落とし込んでいきます。
戦略の策定から現場単位の実行までを、一連のプロセスとして提供できるのがプロセスデザインエージェントの強みです。

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現状分析

内部環境分析と外部環境分析を行い、組織の現状を把握します。

戦略オプション策定

組織の現状、社会やライバルの動静などをふまえ、経営層と徹底的な議論を行い、どのような事態にも対応できる幅広い方向性で戦略を策定します。

戦略オプション選定

策定された様々な戦略オプションから、実行するものを選定します。戦略オプションの策定と選定の際には、経営層と妥協なき議論を徹底するために合宿を行うこともあります。

年次実行計画の策定

選定された3~5年スパンの戦略を実行するために年単位で何をするかを決め、各部門長と協議の上、部門ごとにブレークダウンされた年次実行計画を策定します。

実行モニタリング

年次実行計画の実行が、適切なプロセスによって進められているかをモニタリングし、軌道修正、支援の投入の判断など、必要な対処を行います。

執筆者
芝本秀徳(しばもと・ひでのり)

株式会社プロセスデザインエージェント
代表取締役

ソフトウェアベンダーにてカーナビゲーション開発にプロジェクトマネジャーとして長く携わる。その後、パッケージ業務システムの企画、開発、セールスに一貫して関わるプロダクトマネジャーとして現場を指揮。

現在は一部上場企業をはじめ、幅広い業種を対象に、戦略策定と実行システムの構築、DX組織変革など、経営と現場に深く寄り添いながら人と組織の「実行力」を高めるコンサルテーションを展開。経営層と現場をつなぐファシリテーションに定評がある。


著書 『プロジェクトマネジャーのためのプロセスデザイン入門』『誰も教えてくれない 考えるスキル』(日経BP社)『リーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多数。

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