コンサルティング

人と組織の実行力を高める

プロセスデザインエージェントのコンサルティングの全ては、人と組織の実行力を高めることに集約されます。綿密な分析をして完璧な戦略を立てても、組織の実行力が低ければ何の意味もないからです。

現状を知り、一歩一歩改善していく

経営層が策定した戦略の意図を現場が咀嚼し、プロジェクトとして計画して、正しく実行して成果を出せるのが理想的な組織です。しかし、そのような状態にある企業は多くはありません。
私たちはクライアントの現状を的確に把握した上で、組織に合った改善のプロセスを設計して、理想的な組織へのロードマップを一歩一歩進んでいきます。

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Level 1:初期段階

組織にプロジェクト・マネジメントの方法論が一切なく、プロジェクトが失敗するのが当たり前になっており、戦略がほとんど実行されない状態。

Level 2:構造化段階

基本的なプロジェクト・マネジメントのプロセスが導入され、その組織の現状に合った形で実行されている状態。

Level 3:標準化段階

基本的なプロジェクト・マネジメントの方法論が浸透した上で、業種などに合わせたプロセスが標準化が組織内でなされ、遵守されている状態。

Level 4:統合化段階

個々のプロジェクトを適切に実行できるようになっていることに加えて、常にプロジェクトと、それを実行する目的である戦略との方向性が正しく一致している状態。

Level 5:最適化段階

人材の入れ替わりなどに影響されない形で企業戦略とプロジェクトが連携し、問題が起きた場合も組織内で常時改善できる文化が定着している状態。

実行力向上のための3つのアプローチ

真の「実行力向上」とは、問題解決にコンサルタントを必要としない、自律的な改善が持続する組織になることを意味します。問題点が解決され、止まっていたプロジェクトが実行されても、また同じ失敗が繰り返されるようでは意味がありません。
戦略が実行されない原因は、多くの場合ひとつではありません。中期経営計画をつくったのに計画通りに動かない。マネジメントできる管理職が少ない。実行してもスピードが上がらない。プロジェクト・マネジメントの方法論が組織内にない――など戦略が実行されない原因は様々で、複数の問題があることも珍しくないのです。
真の実行力向上を達成するには、以下の3つの要素に同時にアプローチすることが必要不可欠です。

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プロジェクトを成功に導くために必要不可欠な能力を持つドライバ(駆動役)人材を引き上げ、私たちとともに人と組織の実行力を向上させる取り組みにたずさわってもらうことで、プロセスデザインエージェントのスキルを伝え残します。同時に全社員を対象とした研修を定期的に行うことで組織全体のボトムアップを実現します。

プロセス

継続的に成果を生み出すためには、個々のプロジェクトリーダーに依存するのではなく、組織としてプロセスを資産化し、経験から得たノウハウによってその資産をアップデートしていくことが求められます。同時に、その時々の状況に合わせ、プロジェクトを進めるプロセスを仕立て直すことができる応用力が重要です。私たちは組織の共通言語としてのプロセスを設計し、対応力に富んだ組織をつくります。

組織

「実行力の高い組織」とは、組織の長期展望としての戦略→プロジェクト→プロセス→日々の業務としてのタスクという流れが全て「目的→手段」の関係で正しくつながり、それぞれの取り組みがストーリーとして整合性がある組織のことです。私たちは組織が自律的に機能し、戦略を正しく実行できる仕組み=ガバナンスが構築された体制を整えます。

執筆者
芝本秀徳(しばもと・ひでのり)

株式会社プロセスデザインエージェント
代表取締役

ソフトウェアベンダーにてカーナビゲーション開発にプロジェクトマネジャーとして長く携わる。その後、パッケージ業務システムの企画、開発、セールスに一貫して関わるプロダクトマネジャーとして現場を指揮。

現在は一部上場企業をはじめ、幅広い業種を対象に、戦略策定と実行システムの構築、DX組織変革など、経営と現場に深く寄り添いながら人と組織の「実行力」を高めるコンサルテーションを展開。経営層と現場をつなぐファシリテーションに定評がある。


著書 『プロジェクトマネジャーのためのプロセスデザイン入門』『誰も教えてくれない 考えるスキル』(日経BP社)『リーダーになったら最初に読む プロジェクトを成功させる技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多数。

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